運転免許証更新で立川署に行った。この5年間わるさをしなかったので、指定警察署での更新が可能となった。生れてはじめてのゴールド。思えば、なんと傷だらけの免許証人生であったことか。
立川署に隣接している更新センターに出向くと、予約時間の5分前に出直せ、とのこと。カンカン照りで暑かったので、隣の建物、立川署に入った。エアコンは効いていたが、受付カウンター内のおっちゃんに「なんの件ですか」と即座に問われた。姿勢を正して事情説明。どうも弱いんだよな、けーさつって。
言われたとおり5分前に出直し、受付、手数料支払いを行った。カード決済機があったのでそうしようとすると「万が一減免等で手数料返金になった場合、手続きが煩雑になりますけれど、それでもいいですか」と早口おばさんに言われた。意味がわからない。他の更新者の行列の中だし、それはいったいどういうことなのか、を聴ける雰囲気ではない。だから、そのままカード決済。
次に視力検査。双眼のぞき穴内の丸切れ目方向を口頭で述べよ、とのこと。上、と言ってもカウンター内のおっちゃん無反応。のぞき穴から目を離しておっちゃんを見ると「もっと大きい声で」と言われた。まわりがザワついているから聞こえなかったのね、きっと。こんなの機械だけでやれよ、そんなに難しいハイテク装置でもないだろ、人件費軽減努力をしろよ的。
そして顔面写真撮影。おばさん「表情が硬いですね」なんて言いやがって、余計なお世話だよ。運転免許証写真が不細工になる理由がわかったよ。
そして30分程度の講習。わるさして試験場講習で見せられるこわ~いビデオは回避できると思っていたが、充分こわかった。
帰りがけ、道路を挟んで横にある昭和記念公園を歩いた。初めてだよな、と思ったが、開園時記念野外コンサートに出たのだった。そのときは楽器車出入りだったから歩くのは初めてだ。
それにしても人がいない。まあ、暑い日の午後だからしかたないのだろうけれどね。レストランで生ビールを飲もうと思ったが、店内にいるのは店員だけで、その女性店員の「あっ、どうぞいらっしゃい」急遽つくり笑いが気まずくて入れなかった。
歩いていて驚いたのは、その圧巻のスケールだ。はるか広大な芝生に、巨木が日陰をつくり、いい風だ。葉こすれの音なんて久々に聴いた気がする。国営だもんな、高度成長期真っ只中につくったんだもんな、なみなみならぬ気合を感じた。
生ビール飲みたい禁断症状が顕著だったので、昭島口から出てしまった。出口に立つふたりの女性スタッフに丁寧に礼を言われ恐縮。結局、入ってから出るまで、日傘の老夫婦一組にしか会わなかった。国営なのにこんなのでいいのか。まあな、暑い最中だからな、しょうがないよな。
この公園、総面積は約165.3haとのこと。この数値に絡め、次号へつづく。