同年代の後輩が亡くなった。がんを患い、闘病生活中に脳梗塞まで併発したそうであった。
おまえはパチンコ・アレンジボールの王と言われていたよな、おれは帝王だったけどな。払い戻しコインの上限が5枚から10枚に変わったときは興奮したよな。楽しい時代だったよ、と語りかけた。
同年代者の訃報はつらい。何日もひきずってしまい、まいってしまう。いけないいけない。
プロ野球、巨人の活躍はいい。とてもいい。野球のTV観戦なんて、もうほとんど観なくなっていて久しかった。それなのに、ことしは違う。特筆すべきは、菅野智之くんの登板ゲームだ。
他の投手登板時はそうでもないのだが、菅野くんが投げている試合はずっと観てしまう。
大谷くんの活躍もすばらしいのだが、よく言われるように、もう漫画みたいな世界だ。6打数6安打3ホームラン10打点2盗塁なんて異次元すぎてついていけないよ、って感じ。
菅野くんは臀部のデカさがいい。ならびに胴回り、両太ももがすばらしい。あそこにはいったいなにが入っているのか?なにを食って、どうトレーニングしたらああなれるのか?と思わせるようなズ太い胴回りおよびケツを支えている両太もも。そして、その安定性が抜群だ。淡いグレー色のアウェイ・ユニフォームに滲む上半身の汗がいい。
投球フォームにブレがないようで、対戦相手のバッターが打てる気がしないのもいい。堂々としたもんだ。見ていて惚れ惚れする、といったところ。
巨人が攻撃している時間帯には気を抜けるが、守っている時間帯、菅野くんが投げているときには一切気が抜けずに集中してしまう。ビール飲みながら、なんてことはできない。
さらにことしの菅野くん、投球数が少ないのね。もうばんばんストライクゾーンに投げ込むし、どんどんアウトカウントを稼いじゃう。だから、登場シーンが短くなる。この点も重要だよな。粘投タイプじゃなく、さっさと終わる。勝負がはっきりしているのね。勝気十二分の顔面もいいよね。たまの苦笑いも余裕しゃくしゃく。
菅野くんが投げる試合を観た翌日以降、しばらくはがんばれる気がするんだよな。これをほぼ毎週一回観られるわけで、うれしい限りです。
テメーの不甲斐なさ、情けなさにカツを入れることができるようでまことにいいのである。
目下、菅野くんのケツに支えられている日々だ。